高度な専門的技術を身につけた実践的技術者(エンジニア)を育成する東京都立産業技術高等専門学校の品川キャンパスで教職員の服務全般、安全衛生、旅費、防火・防災、備蓄品管理、アルバイト雇用等を担当しています。
防災を担当しているので、東日本大震災発生の日は、帰宅できなくなった学生、教職員の対応や避難所として帰宅困難者、地域住民の受入等で夜通し作業を行いました。また、これまで想定していた以上の大地震に備えるために、平成23年度は新たな防災マニュアル作成や備蓄品の整備等、緊急に対応しなければならない業務が増えました。
前の所属では研究費を担当していましたが、国の競争的研究費について教員から問い合わせがあり、申請書類作成に関する助言をしたところ、高倍率にも関わらず採択されました。採択結果が出た時には、高専へ異動した後でしたが、教員からお礼のメールをいただき、その文面から私の助言が役に立ったとわかり、大変嬉しく感じました。
高等教育機関のプロ職員として、担当業務に関することだけではなく、教育政策や社会・経済動向にも目を向け、大学・高専運営に必要な知識や情報をできるだけ得るようにしています。
職員に女性が多いせいか穏やかな雰囲気で仕事をしています。また、コミュニケーションも豊富で、上司や同僚に気軽に報告・相談・連絡ができるので、チームワーク良く仕事することができます。
大学院の博士課程まで進み、専門分野の研究をしていましたが、一つの学問分野だけではなく、広く社会に役立てる人間として成長したいという思いが強くなり、大学職員を志望しました。
所属する部署にもよるのでしょうが、学生と接する機会があまりないことは当初のイメージとは違いました。対教職員の業務が多く、1日パソコン画面を眺めてデータや文書を作成する日もあったりします。
大学・高専の知識を社会に還元できるような仕事をしてみたいと思っています。例えば、民間企業と大学の連携や自治体と大学の連携を推進する仕事、社会人向けの公開講座の企画・運営等です。
現在、筑波大学の履修証明プログラムである「大学マネジメント人材養成」を受講しており、そこで得た知識や経験を実際の現場で役立てていきたいと思っています。
今の大学は象牙の塔ではありません。常に社会と向き合って、社会の一員としてその存在意義を問われ続けています。そうした中で大学・高専職員が求められる知識・能力は年々、高度化し専門的になっています。それに応えるためには、日々の地道な努力が欠かせません。努力の方法は様々あると思いますが、昨日より今日、今日より明日、理想の職員に近づけることを常に考えられる方に法人職員を目指してほしいと思います。
8:20 | 出勤 職場で利用しているグループウェアでスケジュールを確認 メールチェック |
8:45 | 書類確認 教職員から提出される休暇や出張書類等を確認し、必要なものは決済に回す。 |
9:30 | 朝会 課内職員が執務室に集合し、各係からの連絡事項やその日のスケジュール等を確認 |
9:45 | 係会 係で1週間のスケジュール確認と各々の業務進捗状況を共有 |
10:30 | 旅費業務 教員の出張に係る書類を作成したり旅費の精算を行う。 |
12:30 | 昼休み 持参した弁当で昼食 |
13:30 | メール返信、電話対応 教員からの問い合わせへの返信や法人本部への問い合わせを行う。 |
14:00 | 書類作成 消防署に提出する消防計画を作成 |
15:30 | 委員会 学内の委員会に事務局として出席 産業医の職場巡視に同行 |
17:00 | 書類作成 委員会の議事録を作成 |
18:00 | 退勤 筑波大学茗荷谷キャンパスへ移動 |
19:30 | 自己研修 筑波大学履修証明プログラム「大学マネジメント人材養成」を受講 |
(平成24年3月現在)