本文へ移動します

理事長メッセージ

公立大学法人首都大学東京理事長 川淵 三郎
公立大学法人首都大学東京
理事長
川淵 三郎
前例を壊して、世界へはばたけ!
~グローバルに活躍できる、豊かな人間性、創造性を兼ね備えた人材を育成~

 公立大学法人首都大学東京理事長の川淵三郎です。
 本法人は、首都大学東京、産業技術大学院大学、東京都立産業技術高等専門学校といった異なる特性の教育機関を持つ、東京都が設立した唯一の公立大学法人です。私のこれまでの東京都教育委員としての経験や17年間のJリーグチェアマン、日本サッカー協会会長としての経験、そして現在、日本バスケットボール協会会長として実際に経営判断していることなどを活かし、関係の皆様の協力を得ながら、本法人、あるいは各大学、高専の発展のために尽力してまいります。皆様、どうぞ、よろしくお願いします。
 
 さて、私は今、サッカーではなくバスケットボール界の改革に取り組んでいます。日本のバスケットボール界は皆さんご存知のとおり、6年前に国際バスケットボール連盟から、ある問題を解決しない限り国際競技への一切の参加を禁止するといわれました。その原因は何か。協会の幹部がプレイヤーズファーストという言葉を考えてこなかったということです。バスケットボールはすばらしいスポーツであり63万人を超える登録選手と多くのファンがいます。協会の幹部は、そうしたことに目を向けず、多くのしがらみにとらわれすぎて問題の解決を図ることができなかった。そこで私は、この国際バスケットボール連盟の制裁は、むしろ日本のバスケットボール界が生まれ変わる大きなチャンスであると捉えたのです。1月末にできたタスクフォースで議論を重ね、バスケットボール関係者が夢に向かって前向きに検討してきた結果、6月に、この制裁も解かれることになりました。それはリーグを統一するというだけの低いレベルの発想ではなく、改革に不要なしがらみを絶ち、バスケットの未来がどうあるべきかという展望のもと、日本の子どもたちやスポーツを愛する人々のためにも、大きな夢とビジョンを持ってやり遂げるという覚悟で取り組んだ結果と言えます。たとえ前例がなくても、180度発想を変える、コペルニクス的転回を図るということでバスケットボール界を立て直し、解決につなげていくことができたわけです。

 これからの時代、日進月歩よりも更に速い経験したことのないスピードで社会が変化していくことは間違いないでしょう。合理化、情報化が進み便利な社会となっていく一方で、回復の兆しはあるものの経済はまだ停滞し、少子高齢化により働く世代の減少が進んでいます。さらには世界規模で進むエネルギーや環境の問題など、乗り越えなければならない多くの課題も山積しています。
こうした時代にあって、世界の中心都市である首都東京が率先して課題を解決することが必要であり、そのために我々は大きなビジョンを掲げ、根拠や自信をもち、様々なしがらみを絶って、たとえ常識に反するとしても考え方を変えて新たな局面を作り出していく。そうしたことが我々に課せられた当然の使命であると考えます。
 
 我々は、東京都が設立した唯一の公立大学法人として、様々な研究機関や産業界、自治体などと連携して研究に打ち込み、その成果を広く都民に還元する。さらにそれらを国内外に発信して広く国際社会に貢献することで、その責務を果たしていきます。
 
 さらに、少子化による大学全入時代を迎える中、法人の存在価値を高め、様々な側面から学生の学ぶ意欲と熱意に応え、前例に捉われない豊かな人間性、創造性を兼ね備えた、世界という舞台の中で活躍できる次代を担いうる人材を輩出していきます。
 飛躍を続ける公立大学法人首都大学東京にどうぞご期待ください。

川淵 三郎
ページトップへ